足跡

好きになったら激重感情しか持てないオタクの自己開示の練習所と備忘録を兼ね備えた場所

花柄、リボン、レースとか

 

かわいいものが好きだ。

 

好きな色はピンクとオレンジなんだけど、ピンクが好きな理由は「かわいい」からだ。

キャラクターもマイメロ、マロンクリーム、ミニーちゃんとかが好きだし、化粧ポーチもハム太郎とリボンちゃんがいちごと戯れてるめちゃくちゃかわいいやつを愛用している。

 

だけど5年くらい前までは「ピンクが好きな自分」に妙な抵抗があった。

四捨五入したら三十路になる年齢に差し掛かり、「年相応」という言葉に無意識に縛られていたのだと思う。

 

そんな思いが吹っ切れたのはコロナ禍に突入したのがきっかけだった。

緊急事態宣言が出て、しばらくは必要最低限以外の外出を控える生活になった。

職場も休業になって3週間くらいほとんど引きこもって過ごした。

 

6月になっていろんなことに気を付けつつまた外に出られるようになった。

仕事が休みの日に好きなお店のパフェを食べに行こうと思って、久々にちゃんと出かける用意をした。

その時に「いつまた好きに外に出られなくなるかわからないんだから、どうせなら好きな格好をしよう」とふと思った。

髪の毛をみつあみのおさげにして、編まずに残した毛先はコテで巻いて、味気のないゴムの上からそれぞれ白と薄紫のリボンを付けた。

 

ずっとやって見たかったかわいい髪型、すごく、テンションが上がった。

 

そしてある結論に至ったのだ。

 

「いちばん若いのは今だし、そもそも道行く人は私の年齢なんて知らなくね?」

 

それからはいろんな髪型を試した。

羊ヘアに玉ねぎヘア、こないだ出かけたときは思い切ってハーフツインにしてしまった。

10月に推しの出るイベントに行った時は念願のヘアメを予約してピンクのリボンも付けてもらった。

髪の毛が長いうちにいろいろとやってみれたので、すごく満足している。

 

かわいいものが好きだ。

 

今では持ち物はなんの抵抗もなく大抵ピンクを選ぶし、マイメロちゃんとかサンリオグッズも少しずつ手元に増えつつある。

 

これからも弁えなきゃいけないTPOは弁えつつ、自分の好きなかわいいを楽しんで生きていきたいと思う。