足跡

好きになったら激重感情しか持てないオタクの自己開示の練習所兼備忘録

私が髪を伸ばす理由

めちゃくちゃ久しぶりに美容院に行ってきた。

最後に行ったのは確か昨年10月の下旬。

約8ヵ月ぶり…?

 

元々のくせ毛と梅雨の湿気のせいで主に前髪が本当にどえらいことになっていたんだけど、ようやく縮毛矯正を当てられて髪の毛が人権を取り戻しました。

美容院を出て、人権を取り戻した髪をなびかせながら歩きだす瞬間が好き。

 

でも美容院に行くのは嫌じゃないけど苦手。

 

私は美容師さんとのおしゃべりが苦手なタイプの人間なので、だいたい寝るかスマホか雑誌を見ている。

今日は本も持って行ってたけどいまいち内容が頭に入ってこなくて断念。

ていうか、なんで男性美容師さんてお客に対してタメ口の人が多いんだろうか…。

私は仕事のときはもちろん、自分がお客様の立場でも基本敬語なのであまり理解ができない。

美容師さんとのおしゃべりが苦痛な理由のひとつである。

 

そして髪の毛が長いのでシンプルに時間がかかる。

縮毛矯正、トリートメント、そしてちょっとだけカットもしてもらって4時間弱。

途中からスマホも雑誌も見飽きてしまって、ただただぼんやりしていた。

 

カットの時どれくらい切るか聞かれて「揃えるくらいでいいです」って言ったら「まじか」みたいな顔をされた。

 

2018年の秋からとある願掛けで伸ばし続けている髪の毛は今は腰上くらいまである。

願掛けの期間は想定の倍くらいになってしまっているし、そろそろ髪の毛を引き千切りたい衝動にかられたりもするし、隣に座ってた人はボブにしてもらっててちょっと羨ましかったし、でもいざ切るときはすごい名残惜しかったりするんだろうなとか思っている。

 

もはや意地になっている部分や惰性もあるんだけど、好きな本の一説を借りるなら、本当に自己満足なんだけど髪を伸ばすことが私なりの愛と祈りなので。

 

『愛は祈りだ。僕は祈る。』『祈りはそのまま、愛なのだ。』*1

 

これで願い叶う様子なければもしや一生髪伸ばすことになる?とか、いやいや4年近く費やしてるんだからぜってー叶ってくれよなとか、いろんな気持ちがせめぎあっているけど、そういうのもひっくるめて割と楽しく髪を伸ばしている。

髪の毛がめちゃくちゃ長いうちにヘアメというやつもやってみたいなあ。

 

果たして次に美容院行くとき私が美容師さんに告げる言葉は「揃えるくらいでいいです」と「ボブにしてください」どっちなのでしょうか。

 

答えは私が願いをかけているあの人たちの手の中に。